元ポッチャリ女子の恋愛を描いた『-50kgのシンデレラ』。
漫画:紅月りと。先生。原作:望月いく先生。
7巻完結。2022年にはドラマ化もされています。
登場人物
佐伯陽芽(さえきひめ)
両親の愛情をたくさん受けて大きく成長したぽっちゃり女子。
富士崎製菓に就職するためにダイエットを決行し50kg痩せる。
太っていたときの影響で、自分に自信がない。
食べ物を美味しそうに食べる、とよく褒められる。
富士崎宰(ふじさきおさむ)
富士崎製菓の社長のひとり息子。
イケメンで性格も良い王子様のような存在だが、やや子供っぽい一面もある。
会社の就職説明会に来ていたぽっちゃり陽芽を気に入ってずっと探している。
加奈子ちゃん
陽芽の大学時代からの友達。富士崎製菓の同期でもある。
友達思いの性格で陽芽の良き相談役。
富士崎製菓に就職を希望した陽芽にダイエットをするようアドバイスをした。
田嶋くん
陽芽の同期。陽芽のことが気に入っている。
好きな女の子にちょっかいを出すタイプの男子で、やりすぎてしまうことも。
あらすじ
大学生の陽芽は、就活中に社員の宰に優しくされて一目惚れする。もう一度宰に会いたいと思った陽芽は、ダイエットを決行。
マイナス50kgの減量に成功し、同じ会社に無事入社することができる。
入社後、宰は社内一のイケメン御曹司だったことが発覚。しかも見た目が変わりすぎた陽芽は、宰に気が付いてもらえない。
一方宰は「気になっている女性がいる」と言いながらも、思わせぶりな態度をとって陽芽を翻弄。ふたりの関係は一体どうなる!?
見どころ
陽芽のかわいらしいキャラクター
主人公の陽芽は、素直で頑張り屋さん。食べている時はとても幸せそうで職場でも人気者。だけど太っていた時の苦い記憶のせいで、自分に全然自信がありません。
そのせいで宰と接触する機会を持っても「自分なんかが‥」と、なかなか一歩が踏み出せずにいます。
そんな陽芽を見ていると、じれったいと思いつつも「大丈夫、自信を持って!」「いけいけ!いっちゃえよー」と応援したくなります。
秀逸なタイトル
各話のタイトルがちょいちょいポッチャリネタを採用しており、クスリとしてしまう面白さがあります。私のお気に入りをいくつかご紹介いたします。
いかがでしょうか。なかなかセンスがあると思いませんか?特に第5話の『君への想いがメタボリック』はかなりの破壊力。
みなさんも『-50kgのシンデレラ』を読む時には、ぜひタイトルにも注目してみてください!
このひと言!
全編にわたって甘いシュガーコーティングが施されているこの作品。私のお気に入りのひと言はこのセリフ。
「そうだな、じゃあ罰として会社の外では俺の事「宰」って呼んでくれる?」
引用:『−50kgのシンデレラ』(漫画:紅月りと。原作:望月いく)
これは待ち合わせ場所に後から来て、平謝りの陽芽に対して宰が放った言葉。(ちなみに陽芽は30分前にはちゃんと待ち合わせ場所に到着しています)
まだ数回しか会っていない会社の後輩に対して、こんなことが言えるのは王子様の特権。言う人によっては、セクハラぎりぎりアウトな案件でしょう。
甘い2人の関係を見守りたい人におすすめ
元ぽっちゃり女子の一途な恋を描いた『-50kgのシンデレラ』。ラブラブな甘いふたりの関係を見守りたい方、ドロドロの恋愛物語に疲れた方におすすめです。
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